宮城産高級のり、山形から今年も 佐々木海苔店が限定販売

宮城産高級のり「濃艶2021」を手にする佐々木社長

 ノリ加工卸のマルタマ佐々木海苔(のり)店(山形市)は、昨年に続いて宮城県産の高級焼きのり「濃艶(のうえん)2021」を100セット限定で販売している。東日本大震災の被害に負けず高品質の逸品を食卓に届ける生産者を応援しようと企画し、前回はほぼ完売する人気ぶりだった。さらに求めやすいよう価格を下げ、宮城産の魅力を広くアピールする。

 初めて販売した昨年は山形県内だけでなく、産地の宮城県内からも数多くの注文があったという。今回は東松島市矢本産の一番摘みの新ノリを厳選し、1枚ずつ丁寧に焼き上げた。佐々木博英社長(43)は「昨年と同じく甘味と香りが高く、商品名のように濃くてつややかな良い色になった」と自信を見せる。

 1932年創業の同社は入札に参加できる宮城産を多く扱ってきた。3代目の佐々木社長は「高品質にもかかわらず、有明など他の産地に知名度や評判が及ばないのが残念だった」と言う。「震災を乗り越えて良いのりを作ってくれる生産者への感謝を伝えたい」と個人向け商品として企画。今年も1日の販売前から問い合わせが相次ぎ、「消費者に宮城産の良さを分かっていただいた」と喜ぶ。

 昨年は山形市の伝統工芸品「山形桐箱(きりばこ)」に入れて高級感を演出したが、今回は紙箱にかえて価格を下げた。震災10年の節目でもあり、佐々木社長は「贈答用や自分へのご褒美として多くの方に召し上がってもらい、生産者の頑張りを後押しできればうれしい」と願った。

 1セット50枚入りで送料別4320円。桐箱入りはオプションとして1980円を追加すれば購入できる。同社の公式オンラインストアか電話で注文を受け付ける。連絡先は同社023(633)3630。

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