仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)で、「大水槽に潜れる」という情報を見つけた。ダイビングのライセンスがなくてもOKという。スノーケリング程度の経験しかないが、以前、取材で撮影したスナメリの愛らしさが忘れられず、潜水と水中撮影にチャレンジしてみた。(写真映像部・安保孝広)
防水小型カメラのGoPro(ゴープロ)を頭に着け、ダイビングの機材を背負っていざ水の中へ。陸上ではとてつもなく重かった機材が一気に軽くなった。自由自在に泳ぐとはいかないが、耳抜きをしながら少しずつ潜る。
手を伸ばせば届きそうなくらいの距離で約50種類の魚たちを観察できる。見かけは少々こわもてのエイが、ヒレを動かしながら、さわさわと触ってきた。スナメリは体当たりのような動きをしたり、頭の上に乗ってきたり。まるでじゃれついているようだ。潜ったかいがあったというものだ。
仙台うみの杜水族館では、謎の多いスナメリの生態解明のため生育状況を調べている。大水槽で過ごしてきたが、11月10日からは調査用の水槽に移して研究を進めている。
以前、取材で話を聞いた国立科学博物館の田島木綿子さんは、著書「海獣学者、クジラを解剖する。」で、「スナメリはイルカの中でも海岸近くの浅瀬に生息している。(中略)沿岸域に生息していると、人間社会の影響を受けやすい」と指摘。沿岸に死骸が揚がることも多いスナメリの現状を危惧する。
笑顔のような表情のスナメリに遊んでもらい、すっかり満足した。まだ分からないことが多い生態が解明されるよう研究が進むことを願って水槽を後にした。
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体験ダイビングの記事は、12月20日付の河北新報朝刊「アングル」で掲載予定です。そちらもご覧ください。
【おことわり】スナメリの動画は10月19日と11月6日に撮影したものです。11月10日から研究のため別の水槽に移され、現在は展示していません。
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