宮城の旅行割引キャンペーン、隣接4県に拡大 3月10日まで延長

 宮城県議会11月定例会は7日、一般質問を続けた。新型コロナウイルスワクチンの接種済証や検査による陰性証明の提示で行動範囲を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」に関連し、村井嘉浩知事は観光振興策として展開する旅行割り引きキャンペーンの利用対象を従来の県民限定から隣接4県に広げ、今月中旬をめどに予約受け付けを始める方針を表明した。

 併せてキャンペーン期限を現行の今月31日から来年3月10日まで延長する。上限割引率は50%で、1人1泊当たり最大5000円を値引く。村井知事は「4県と現在調整している。事業者に大変喜ばれる」と述べた。

 地球温暖化などを背景にサンマ、サケといった県主力魚種の不漁が続く。村井知事は海況変化に左右されない漁業の在り方を研究する「閉鎖循環式陸上養殖研究施設」の整備に向けて準備を進めていると説明。「持続的で収益性が高い漁業の確立を目指す。優先度を上げたい」と語った。

 石巻、大崎両保健所の所管区域を広げて登米、栗原両保健所を支所化する条例案を巡り、村井知事は「人員集約で専門性、危機管理機能などを強化できる」と強調。住民生活に密接に関わる業務や相談窓口は支所に残すとし、「現場の人員配置は可能な限り(地元に)配慮する」と答弁した。

 栗駒山のいわかがみ平駐車場(栗原市栗駒)付近で10月、紅葉を見に訪れた観光客の路上駐車が相次ぎ、送迎バスが通行できなくなる事態が発生した。佐藤達也土木部長は救急搬送にも影響する可能性を指摘し、「バリケード設置など追加対策に加え、駐車場増設やマイカー規制など効果的対策を検討する」と述べた。

 瀬戸健治郎、高橋宗也(自民党・県民会議)、枡和也(みやぎ県民の声)、福井崇正(自民党・県民会議)4氏が質問した。

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