(164)糟糠の妻を施設に福沸/小倉 英男(1928年~)
「福沸(ふくわかし)」は元旦未明にくんだ若水を沸かすことで、今年最初の煮炊きを祝って言う。そのおめでたい、祝いの季題だが、切ない一句となっている。きっとお寂しいことだろう、でも、俳句をよすがに、季題…
関連リンク
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- ・(162)骨肉を離れて静か熊の皮/渡辺 誠一郎(1950年~)
- ・(161)玄関に風の訪れ寝正月/阿部 みどり女(1886~1980年)
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- ・(159)我に我かげのうれしきはつ日かな/足了庵(そくりょうあん) 禾月(かげつ)(1784?~1857年)