豪雨で漂着したヒバなど無償提供 青森県、有効活用図る

 青森県下北地方を襲った昨年8月の豪雨で漂着した流木を有効活用しようと、県は希望者に無料で提供することを決めた。流木は廃棄物として焼却処分などに回るのが一般的だが、有効活用することで環境への負荷軽減と、処分費用の削減を期待している。

河川や海岸に漂着し、回収された流木=2021年11月、むつ市の旧大畑高グラウンド

 県下北地域県民局によると、8月の豪雨で大量の樹木がむつ市と隣接する風間浦村の海岸や河川に流れ込んだ。むつ市に約3000立方メートル、風間浦村に約9500立方メートルが保管されている。樹種は銘木が取れることで知られるヒバが大半を占めるという。

 まき、木質バイオマス発電向けのチップ、芸術作品の素材といった活用法を想定する。損傷したり海水に漬かったりして耐久性が低下している恐れがあり、建築資材には利用できない。

 県内での活用に限定し、引き取り手は個人、団体を問わない。自前で搬出することなどが条件で、関連費用は自己負担。引き取り数量も自由という。

 むつ市の集積所にある分について、17日から提供希望者を募る。県のホームページにある専用申込書に記入の上、郵送やメールなどで2月18日までに受け付ける。引き渡しは3月以降を予定。風間浦村の流木も今年夏をめどに引き取り手を募集する。

 連絡先は県下北地域県民局河川砂防施設課0175(22)8581。

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