河北春秋(1/16):アーキテクチャー、オプトイン。日本語では…

 アーキテクチャー、オプトイン。日本語ではそれぞれ構造、承諾などと訳される。レジリエンス(回復力)という言葉は、東日本大震災からの復興と絡めて使われるため、理解できるようになったが、慣れないカタカナ語には閉口する▼新型コロナウイルス禍に伴い変化する社会のありようを語る時、カタカナ語に交じりICT(通信情報技術)やDX(デジタルトランスフォーメーション)など横文字も登場する。何とも難儀だ▼近未来的なイメージをつかめても、ぼんやりとして、輪郭を見定めることさえままならない。そもそも、日本のデジタル化の取り組みは世界に遅れていた。追い付け、追い越せと政府は後押しするが、道は平たんではない▼規制改革とデータ活用を柱とするスーパーシティ構想は昨年夏、仙台市、会津若松市など全国31の全ての応募自治体に対し、内容が不十分だとして異例の再提案を求め、採択は先送りされた。その後に就任した岸田文雄首相が打ち出したのはデジタル田園都市構想▼何がどう違うのか。カタカナ語に右往左往するうちに看板が書き換えられた? 2030年ごろを想定した未来都市を実現するスーパーシティは、データを提供する住民の理解と合意が必要だ。カタカナ語をもっと易しく、分かりやすく。(2022・1・16)

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