自宅療養者を訪問観察 医師が電話で助言 仙台市が「チーム」結成

仙台市役所

 仙台市は新型コロナウイルスに感染し、自宅療養する患者への訪問による健康観察を始めた。市内の訪問看護ステーションや市医師会と連携し「健康観察支援チーム」を結成。不調を訴えた自宅療養者を訪ね、看護師が健康状態を直接確かめる。オミクロン株の感染者は軽症が多く、自宅療養は増加するとみられ、健康観察の態勢を強化する。

 市によると、支援チームは看護師、市職員、医師の3人で構成する。実際に訪れるのは看護師と市職員で医師は電話で助言する。3チームを編成し、1日最大20人程度を訪問できる。

 訪問健康観察の流れはイラストの通り。

 各区保健福祉センターが感染者に毎日電話で行っている健康観察で、自宅療養者が症状悪化や不調を訴えた場合、センターは市保健所を通じて支援チームに訪問するよう依頼。看護師が健康状態を確認し、医師は電話やビデオ通話で投薬や入院の必要性を判断する。チームは自宅療養者の症状などを保健所に報告する。

 支援チームは16日に活動を始め、21日までに2件、計3人を訪問した。いずれも療養方針に変更はなく、現在も自宅療養を続ける。訪問健康観察の事業費は月額100万円を想定し、宮城県の補助金を活用する。

 21日午後1時時点の市内の自宅療養者は149人。感染力が強いとされるオミクロン株により、軽症の感染者が大きく増えて宿泊療養施設が埋まれば、自宅療養者の急増が見込まれる。

 市保健所の小松利充副所長は21日の市議会健康福祉委員会で「感染状況によってはチームの態勢増強を検討する」と語った。市は自宅療養者向けに、健康状態をオンラインで保健所に知らせるシステムを導入したことも明らかにした。

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