7割がブレークスルー感染 「第6波」の仙台、10代の感染急拡大

定例報告会で感染状況を説明する担当者

 仙台市は20日、新型コロナウイルス感染状況の分析結果を公表した。今月1~18日の新規感染者407人のうち、68・8%の280人がワクチンを2回接種後、2週間が経過して陽性が判明する「ブレークスルー感染」だったと説明した。

 市によると、デルタ株が流行した「第5波」の昨年7月1日~9月30日は、ブレークスルー感染の割合が4・6%だった。オミクロン株による今年1月以降の「第6波」は、割合が約15倍に跳ね上がっている。

 感染者の年代別割合の第5波(7月26日~8月1日)、第6波(1月10~16日)の比較はグラフの通り。第6波は20代以下が7割以上を占める。10代が9・4%から26・9%に急拡大する一方、40代以上(非公表を含む)は28・9%から13・5%に縮小した。

 症状別割合の第5波(7月20日~9月30日)と第6波(1月1~18日)の比較では、最も重い「中等症・入院」が15・5%から10・3%に低下。入院者も42人のうち肺炎症状は2人にとどまる。「軽症」は77・5%から83・0%に拡大し、「無症状」は7・0%から6・6%と横ばいだった。

 市は第6波の到来を踏まえ、感染状況などの報道機関向け定例報告会を3カ月ぶりに再開した。

 市保健所の白岩靖史調整担当課長は「今のところ症状の軽い人が多い。今後、高齢者や重症化リスクが高い人に感染すれば、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)する畏れもある」と強調し、感染予防対策の徹底を呼び掛けた。

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