加美町の「世間遺産」認定 後世に残したい、人に伝えたくなる11件

加美町世間遺産に認定された鹿島神社の「おものめ様」

 宮城県加美町観光まちづくり協会は、町の風景や物などで後世に残し、人に伝えたくなる「加美町世間遺産」を11件認定した。認定内容を町民に紹介する報告会を26日に開く。

 世間遺産は協会が昨年初めて募集し、町内外から37件の応募があった。昨年11月に選考委員会を開き、11件に絞り込んだ。

 認定された遺産は、町のシンボルの薬莱山(553メートル)に関連するものが多く、太陽が薬莱山に沈む風景が2件。山頂近くにある石像「姥神様」や薬莱山を歌った歌碑も選ばれた。

 鹿島神社の縁結びの神様「おものめ様」など、パワースポットとして近年注目されている名所も加わった。

 協会の担当者は「町内の3地区(中新田、小野田、宮崎)からバランスよく遺産が集まった。町の魅力を幅広く紹介していきたい」と話す。協会のホームページに掲載し、町内の観光ツアーにも活用する計画だ。

 報告会は26日午前9時45分から、町内の小野田文化会館小ホールで開く。推薦者本人が「すてきなお宝」として遺産を紹介する。

加美町世間遺産11件

【お日様がやくらい山に帰る日】
 春分と秋分の日、あゆの里公園から見ると、薬莱山の山頂に太陽が沈む
【姥神様】
 薬莱山の山頂近くにある石像。女性の一生の思いと願いを込めた神様との由来がある
【郷土人物顕彰録】
 明治・大正・昭和の3代に渡り、加美郡内で活躍した約1700人の記録
【紅葉のダム湖畔と宝森】
 10月下旬~11月下旬に見頃を迎える二ツ石ダムと宝森の紅葉と景観
【延命地蔵尊】
 宮崎地区の山中にある自然の岩を生かした石像。子宝に恵まれるとして参拝されている
【賀美石神社の巨石】
 加美の地名の由来とも言われている石
【ダイヤモンドやくらい】
 薬莱山への日没がダイヤモンドのように光り輝く。町内全域から見られる
【鹿島神社のおものめ様と要石】
 縁結びの神として伝わる女神像。要石は大ナマズを鎮めるとされている
【中新田のマンホールのふた】
 中新田地区の地図やパリなど海外諸都市の名所が描かれている
【歌石碑】
 薬莱山をうたった歌人工藤幸一さん(故人)の歌碑
【屋根の虎舞モニュメント】
 中新田地区に伝わる伝統芸能「火伏せの虎舞」の像が、中新田図書館などの地区内の屋根に載っている

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