書道パフォーマンス東北北海道大会で躍動 石巻好文館高3位
第1回全国高校書道パフォーマンスグランプリ東北北海道大会(イオンモール、イオンリテール主催)がイオンモール新利府であり、石巻好文館高書道部(部員15人)が3位となった。
大会には動画予選、南東北大会予選などを通過した石巻好文館をはじめ仙台育英、白石、大曲(秋田)の4校が出場。持ち時間7分以内で縦4メートル、横6メートルの巨大な紙に、BGMに合わせて書道パフォーマンスを繰り広げた。
石巻好文館高は「感謝」をテーマに仙台市を拠点に活動するバンド「MONKY MAJIK」の「ただ、ありがとう」を楽曲に選択。長さ1メートル以上の筆を使用した大字の「不動」は、変わりゆく時代の中でも変わらない家族や友人など大切な存在に感謝しようという意味で書き上げた。
描いたハートをたどって文字を読むと「ただ、ありがとう」が浮かび上がる工夫や手話を取り入れるなどの粋な演出も。買い物客らの人気を集めた。
審査員からは「手話による踊りが良く、一生懸命さ伝わる躍動感あふれる作品だった」との評価を得た。
部員たちは「全員が一つの目標に向かって頑張ることができてうれしい。次の機会ではもっと上に進めるように努力したい」と話している。
大会は昨年12月18日にあった。伝統文化としての書道の本質を磨きながら新しい書の魅力を探求することで「新文化」の創造発展に貢献するのが狙い。優勝した仙台育英は全国大会でも日本一に輝き、宮城のレベルの高さを示した。