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(202)なにはともあれ山に雨山は春/飯田 龍太(1920~2007年)

 一見平凡で当たり前のようなことに、命を吹き込む句である。ざっくりとした詠み方だが、山麓に暮らした作者ならではの視座がある。山に雪ではなく雨が降ってきたことに、春の訪れを感じる。「なにはともあれ」とゆ…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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