(203)藁の香や春の神様編み上がる/藤原 暢子(1978年~)
時折、藁(わら)で編んだ大きな道祖神を見ることがある。ああいったものを作っている様子であろうか。あるいは火伏のお祭りで人々が神に扮(ふん)するときの衣装とも。何となく藁でつくられた神像は親しみやすい…
関連リンク
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