JR東日本水戸支社などが、東京電力福島第1原発事故後に無人となったJR常磐線浪江駅(福島県浪江町)で、食用として幅広く使われるバナメイエビの養殖に乗り出した。駅舎の隣に再生可能エネルギーを活用する小型養殖設備を設け、生育状況などを確認する。同支社によると、駅で水産養殖に取り組むのは国内で初めて。
同支社、JR東グループのJR東日本スタートアップ(東京)、陸上養殖システムの開発・販売を手掛けるARK(アーク、東京)の3者が共同で実証実験に取り組む。22日、JR東が提供した土地に養殖設備が設置された。現地で養殖に使う水を作った後、3月下旬に稚エビ約3000匹を運び込む予定だ。
養殖設備は車1台分の駐車スペースがあれば設置、稼働が可能で、無人駅の遊休地活用の可能性を探る。水を繰り返し使う「閉鎖循環式」を採用し、給餌は自動制御で行う。システムを動かす電力は太陽光発電など再生可能エネルギーも使い、環境負荷の少ない陸上養殖の実現を目指す。
実証実験ではエビの生育状況やシステム稼働の安定性などを確かめる。育てたエビは列車で輸送し、沿線駅に入る店舗などでの販売を想定。沿線自治体と連携し、エビを活用したイベント開催なども検討する。
常磐線は東日本大震災と原発事故の影響で一部区間が不通となったが、2020年3月14日に富岡-浪江駅間で運転が再開され、全線が復旧した。震災前は有人だった浪江駅は同日から無人化された。
同支社は「無人駅の産業拠点化と同時に、震災と原発事故からの復興を目指す浜通り地域の新たな地場産業創出を目指したい」(広報室)と狙いを説明する。
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