処理水チラシ「説明必要だった」 復興相、回収は考えず

エネ庁のチラシ「復興のあと押しはまず知ることから」

 東京電力福島第1原発にたまる放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出を決めた国が、安全性を強調するチラシを学校に直送した問題に関し、西銘恒三郎復興相は22日の閣議後記者会見で「配布時に混乱が起きるのは想定していなかった。現場に寄り添った説明や丁寧なやりとりが必要だった」と釈明した。

 西銘氏は復興庁作成のチラシについて「科学的根拠に基づく正しい理解を進めてほしいと配布した。記載内容に誤りはなく、回収は考えていない」と言及。学校現場や各教育委員会で、配布の中止や回収の動きがあることには「正しい情報を発信するのが復興庁の立場だが、現場の混乱は望まない」と述べた。

 また、萩生田光一経済産業相は記者会見で「放射線副読本の配布を希望した小中高校に補足としてチラシを送った」と述べ、手続きに問題はないとの認識を示した。チラシ配布は風評被害を最大限抑えるための情報発信の一環と説明し、「正確な情報の幅広い発信は国の重要な責務だ」と語った。

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