復興にもっと女性の声を 仙台で防災未来フォーラム

女性に関わる災害時の課題をテーマにしたNPO法人の発表=5日午前、仙台市青葉区の仙台国際センター展示棟

 東日本大震災の経験や教訓を受け継ぎ、今後の防災に生かす「仙台防災未来フォーラム2022」(仙台市主催)が5日、青葉区の仙台国際センター展示棟であった。企業や大学、NPOなど延べ92団体が参加。「杜の都の未来につなぐ わたしたちの防災・環境」をテーマにシンポジウムや発表、ブース展示など多彩なプログラムが行われた。

 NPO法人イコールネット仙台(仙台市)はシンポジウム「人間の復興はすすんでいるか」を開催。宗片恵美子常務理事が宮城県内の被災地に住む女性を中心に2021年5、6月に実施した「震災と女性」に関する調査結果を報告した。

 宗片氏は、女性が避難所の運営委員などに就いているケースが少ない結果を示し「意思決定の場に女性の声が届く仕組みをつくることが大事だ」と訴えた。

 震災で浮き彫りになった女性に関わる課題を研究する「災害女性学」の発表もあった。元宮城学院女子大教授の浅野富美枝氏(家族社会学)は、登米市の女性グループが南三陸町の被災者を支えた活動を例に「支援をスムーズに進めるには日ごろのネットワークづくりが重要」と指摘した。

 同大の天童睦子教授(女性学)は「女性の課題を考えることは、子どもや高齢者の課題を考えることにもなる。女性は復興の主体になり得る」と強調した。

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