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一歩(6)川村孝男さん 元校長の使命胸に、遺構の教訓伝える

 震災から間もなく11年。被災地で次の10年に向けて踏み出した人々の姿を伝える。

 「この教室には何かがありません。分かりますか」

 仙台市若林区の東日本大震災遺構「荒浜小」。2月上旬、案内役のスタッフ川村孝男さん(66)=若林区=が、被災校舎の1階で見学の小学生に問い掛けた。

 「黒板?」。尋ねるような…

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