東松島産「希望の大麦」でウイスキー原酒 ニッカ宮城峡蒸溜所、製造開始

「希望の大麦」の麦芽約30トンを数年から十数年、たるで熟成させる

 アサヒビール(東京)傘下のニッカウヰスキー(同)は、東日本大震災で被災した宮城県東松島市野蒜地区で栽培した「希望の大麦」を使い、ウイスキー原酒の製造を仙台工場宮城峡蒸溜所(仙台市青葉区)で始めた。

 アサヒグループと東松島市の一般社団法人東松島みらいとし機構(HOPE)による復興支援プロジェクトで収穫した「希望の大麦」の麦芽約30トンを2月に仕込んだ。数年から十数年、たるに貯蔵して熟成する。今後は毎年仕込む予定で、将来的には年ごとに違った味が楽しめるようになるという。

 プロジェクトは「被災した土地で、地域が持続的に発展するなりわいをつくりたい」と2014年に開始。栽培面積は約25ヘクタールに広がり、昨年6月で総収穫量は230トンを超えた。これまで大麦を使った洋菓子やビールなどを販売し、さらなる商品展開を検討していた。

 アサヒビールの担当者は「将来、ウイスキー原酒としての活用を目指し、東北の活性化につなげたい」と意気込む。

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