大崎地域の約2万5000世帯が断水 1市2町が給水所設置

 16日深夜、大崎地域で最大震度6弱を観測した地震の影響で水道施設の破損が相次ぎ、宮城県大崎広域水道事務所(加美町)は18日、復旧に追われた。大崎市、美里、涌谷両町の最大で計約2万5000世帯が断水し、各市町は住民や医療・介護施設向けに給水車を出した。

 水道事務所によると、漆沢ダム(加美町)、南川ダム(大和町)から供給する水道管の計11カ所で漏水が発生。このため大崎市松山、鹿島台、田尻で約1万100世帯、美里町で約9200世帯、涌谷町で約5850世帯が断水した。

 大崎市は17日以降、松山総合支所など最大7カ所で給水所を開設。医療機関や高齢者施設向けに4チームの給水車を派遣して貯水槽に水を供給した。

 相互応援協定を結ぶ尾花沢市や、日本水道協会を通じて山形市などから給水車が派遣された。

給水の様子を見守る住民ら=17日午後4時、涌谷町

 涌谷町は17日以降、3カ所で給水した。日帰り温泉施設「わくや天平の湯」で水をくんだ男子大学生(20)は「いつ復旧するか分からず、当面の水を確保できて良かった」と語った。無職の男性(75)は「自宅は簡易水道だが、地震の後、水が真っ赤に濁ってしまった」と話した。

 水道事務所は早ければ18日深夜、復旧を終えて配水を再開する予定だが、受け取る市町の配水場に水をためるため、各家庭に水が届く時期には、ばらつきが出そうだ。

 美里町南郷では17日以降、飲料水に使える防火水槽6カ所で給水を実施した。

 また、水道事務所の水道管が大和町内で漏水した影響で、富谷市では17日夜~18日昼ごろ、約3800世帯が断水し、一部で復旧していない。大郷町の一部でも水が出にくい状況が続いた。両市町によると、県の水道管から各市町に送られる水量が減っている影響という。

 この他、大崎広域水道から供給を受けている栗原市高清水、瀬峰でも約2800世帯が断水した。

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