キオクシア北上工場、4月新棟着工 投資規模1兆円、フラッシュメモリー製造

キオクシア北上工場の新棟建設予定地。正面奥が第1製造棟=23日、北上市の北上工業団地

 半導体大手キオクシア(東京)は23日、記憶媒体のフラッシュメモリーを製造する岩手県北上市の北上工場で、新棟となる第2製造棟の建設を4月6日に始めると発表した。投資規模は1兆円で、2023年の完成を目指す。

 第1製造棟(鉄骨5階、延べ床面積20万平方メートル)の東側に整備する約15ヘクタールの敷地に、ほぼ同規模の新棟を建設する。工場全体の生産能力は約2倍になる見込み。

 免震構造を採用。人工知能(AI)を活用した生産システムの導入を推進し、生産性や品質のさらなる向上を図る。再生可能エネルギーの利用などで環境にも配慮する。管理・技術部門が入居する管理棟も同じ敷地に建設する。

米ウエスタン・デジタルと共同実施

 投資は協業先の米ウエスタン・デジタル(WD)と共同で実施し、完成品を分け合う従来方式を継続する方向で協議する。新たな資金調達は行わず営業キャッシュフローの範囲内で行う計画としている。

 北上工場は2019年10月に第1製造棟が完成し、現在、建屋内の半分以上に製造装置を入れて生産を進めている。

 フラッシュメモリーはスマートフォンやデータセンターなどで利用され、第5世代通信規格(5G)やAIの普及などで需要の増加が見込まれる。キオクシアは韓国サムスン電子とシェア争いをしており、生産能力の拡大を進めている。

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