米沢・戸塚山古墳から人骨出土 女性豪族の姿、CG復元へ

1982年に戸塚山137号墳で見つかった女性人骨(米沢市教育委員会提供)

 山形県米沢市などは本年度、市内で1982年に出土した女性の人骨を基に、顔や全身の姿をCGで復元する取り組みを進めている。約1600年前の有力者のものとされる人骨で、当時の女性豪族の姿を復元するのは全国初とみられる。

 復元の対象は、戸塚山(356メートル)山頂近くの古墳「戸塚山137号墳」で出土した30、40代とみられる女性人骨。古墳に埋葬されていた状況から5世紀後半に米沢周辺で力を持った人物だった可能性が高い。

 市のほか、東北大や東北学院大、国立科学博物館(東京)などによる共同の事業。人骨の状態が良好だったため、現代の解析技術を生かして東北大が昨年秋に骨の分析を始めた。本年度は米沢市も予算を計上し、歯から抽出したDNAを基に、復元に必要な情報を集めている。

 米沢市は11月ごろにCGのお披露目や調査成果の公表を予定する。市教育委員会社会教育文化課の担当者は「骨だけでは見えてこないリアルな人物像が分かる。新たな視点で文化財を見直すきっかけにしてもらいたい」と話す。

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