ベガルタ、東京Vに1―3 3位に後退

東京V―仙台 後半17分、東京V・佐藤凌(左端)に勝ち越しゴールを決められる仙台・GK小畑(右)ら(小林一成撮影)

 第14節(4日・味の素スタジアムほか=11試合)仙台は東京Vに1-3で敗れ、連勝が3で止まった。金沢に1-0で勝った新潟と入れ替わり、前節の2位から得失点差の3位に後退した。

 仙台が完敗した。1-1の後半17分、左サイドを崩されると、ゴール前へのパスを押し込まれ、勝ち越された。40分にも左クロスに合わせられ、ダメ押しを許した。0-1の前半23分に名倉がゴール前のこぼれ球に詰めて同点としたが、勢いは続かなかった。

東京Vのビルドアップに手を焼く

 仙台が4連勝を逃した。ボールを握って試合を支配する戦前の理想とは遠かった。

 東京Vのビルドアップに手を焼いた。プレスを仕掛けてもかわされ、攻撃を加速された。先制を許した場面は、吉野が相手アンカーに寄せようとした瞬間に、空いた中盤のスペースを突かれて前進されたのが始まりだった。

 気温は24・1度。平岡は「立ち上がりからボールを握られ、暑さもあって体力を奪われた。一人一人の準備が遅くなった」と言う。

 ボールの取りどころを失い、押し込まれる時間が増える。何度もペナルティーエリアのゴールライン際に進入され、マイナス方向のパスからピンチを招く。個の力で劣勢だった右サイドも徹底的に突かれた。

 仙台のビルドアップは通用しなかった。サイドバック(SB)に相手SBが対峙(たいじ)したとき、パスが滞る。空いたサイドのスペースにサイドハーフが入り込む動きも生まれない。中盤でボールを拾って速攻から1点は挙げたが、攻撃の再現性で東京Vが圧倒的に優位だった。

 「準備していた立ち位置がずれた。思っていないところでフリーな選手ができ、その選手が困ってしまった」と原崎監督。平岡は「想定と違っても、スムーズに修正しないといけない」と反省する。攻守の精度をもう一度高め、仕切り直す。
(佐藤夏樹)

東京V―仙台 前半23分、仙台・名倉(右)がゴール前のこぼれ球に合わせ、同点とする(小林一成撮影)
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