JR東「東北観光キャンペーン」9月まで展開 7月からは北東北3県舞台に

改札前のモニター表示でひっそりスタートした昨年の東北DC=2021年4月1日、JR仙台駅

 JR東日本は10日、「2022年春、夏の東北観光キャンペーン」を展開すると発表した。新型コロナウイルスの影響を受けた21年4~9月の東北デスティネーションキャンペーン(DC)に代わる企画と位置付けた。

 6月までは宮城、山形、福島3県が対象。宮城県北の伊豆沼・内沼で外来魚ブラックバスを駆除する活動、空気をご神体として祭る山形県朝日町の神社のイベントなど特別企画を用意した。観光スポットを回ると、賞品が当たるデジタル周遊スタンプラリーもある。

 7~9月は青森、岩手、秋田3県を舞台に実施。詳細は後日発表する。春、夏のキャンペーンに合わせ、首都圏と東北を結ぶ団体専用臨時列車を運行する。

 深沢祐二社長は「DCでは地元と企画したイベントがコロナ禍で実施できなかった」と説明。3月の地震で被害を受けた東北新幹線が13日に通常ダイヤに戻るため、キャンペーンを通じた東北訪問を呼びかけた。

 深沢社長はローカル線ごとの収支を公表する意向も明らかにした。人口減少に伴い、厳しい経営環境が続く中で持続可能な地域交通の在り方を考えるのが狙い。収支を基に地方自治体との議論を始めたいという。

 JR西日本は4月、1日の平均乗客数(輸送密度)2000人未満の17路線30区間を対象に公表した。深沢社長はJR西の手法を「一つの基準」とし、公表時期は「できるだけ早く出したい」と述べた。

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