望む山々、電車移動も 宮城のサイクリングロード(9)

 ロードバイクが人気だ。屋外で黙々とペダルを回すサイクリングがコロナ下に脚光を浴びている。手軽に楽しめる川沿いの道、アップダウンの激しい峠道。多種多様な宮城県内のコースから記者のお薦めを紹介する。

蔵王連峰を眺めつつ阿武隈川沿いを走るコース

阿武隈フラットコース(角田)

阿武隈フラットコース

 宮城県角田市から北は柴田町、南は丸森町を駆け抜け、豊かな自然と文化が楽しめるコース。雪が残る蔵王連峰を横目に、阿武隈川沿いを走るのがハイライトだ。

 「角田は山に囲まれて平たん。高低差が少なく初心者も楽しめる」と魅力を語るのは、熱日高彦神社の禰宜(ねぎ)黒須悠さん(25)。有志と「角田サイクルツーリズム」を結成し、交流サイト(SNS)で発信する。

 60・1キロのコースの沿道には、道の駅かくだや宇宙航空研究開発機構(JAXA)角田宇宙センター、丸森町の郷土館「斎理屋敷」などがある。サイクルスタンドを用意した飲食店や観光施設も多い。

 遠方のサイクリストは阿武隈急行角田駅近くの「ゲストハウス66」が発着点となる。仙南地域では珍しい自転車を屋内駐輪できる宿泊施設。女性スタッフによる情報発信により、女性サイクリストの利用が増えているという。

 阿武急は自転車を乗り入れられる「サイクルトレイン」を運行する。友人とのツーリング帰りに利用した名取市の会社員伊藤伸さん(47)は「非日常が楽しめて面白い」と話す。初心者のみならず、ひと味違ったライドが味わえそうだ。
(角田支局・藤井宏匡)

[メモ]阿武隈急行角田駅構内の角田自治センターで、レンタサイクル15台を貸し出している。料金は5時間100円(電動自転車は300円)。阿武急丸森駅構内のまるもり移住・定住サポートセンターは電動自転車3台、クロスバイク2台を含む計9台を無料で貸し出す。連絡先は角田自治センター0224(63)2224、まるもり移住・定住サポートセンター0224(87)7837。

ゲストハウス66のホームページ

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