田畑や湿地、文化満喫 宮城のサイクリングロード(5)

 ロードバイクが人気だ。屋外で黙々とペダルを回すサイクリングがコロナ下に脚光を浴びている。手軽に楽しめる川沿いの道、アップダウンの激しい峠道。多種多様な宮城県内のコースから記者のお薦めを紹介する。

化女沼では1周3.8キロを巡るロードレースも開かれる

サイクリングロード(大崎)

 東西約80キロに及ぶ広い大崎市。古川地域から鳴子温泉地域まで約55キロを走るコースは、「大崎耕土」の世界農業遺産認定を機に市が2019年に設定した。

 JR古川駅をスタートして8キロ余り北上。ラムサール条約登録湿地の化女沼を周回する。田畑を潤す水の大切さに思いをはせながら、豊かな緑を感じられる。

 東北自動車道の高架周辺は、高校の自転車部も練習に使うというアップダウンの一本道がある。のどかな田園風景はもちろん、清滝不動尊など点在する神社仏閣も隠れた見どころだ。

 岩出山地域で国道47号に合流し、車通りに注意しながら進む。「あ・ら伊達な道の駅」で地域の特産品を味わって一休み。後半の走りに備えよう。

 鳴子温泉地域では国道を外れ、車がすれ違えないような農村の生活道路を抜ける。落差約20メートルの優雅な「白糸の滝」でマイナスイオンを浴びたら、ゴールの鳴子温泉駅まであと一息。豊富な泉質で「東の横綱」と称される温泉地が、疲れを癒やしてくれるはずだ。

 大崎市観光交流課の担当者は「大崎耕土の風景や文化を感じながら、サイクリングを楽しんでもらいたい」と呼びかける。
(大崎総局・村上浩康)

[メモ]正式に整備されたコースではなく、看板などは設けられていない。大崎市の担当者は「途中のJRの駅や『あ・ら伊達な道の駅』をスタート・ゴール地点にするなど、時間と体力に合ったコース設定をしてほしい」と話す。

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