蔵王の眺め、心癒やす 宮城のサイクリングロード(11)

 ロードバイクが人気だ。屋外で黙々とペダルを回すサイクリングがコロナ下に脚光を浴びている。手軽に楽しめる川沿いの道、アップダウンの激しい峠道。多種多様な宮城県内のコースから記者のお薦めを紹介する。

蔵王連峰を眺めつつサイクリングが楽しめる桜ライン

おおがわら桜ライン(大河原)

 「日本さくら名所100選」にも選ばれた大河原、柴田両町の白石川沿いに連なる約1200本の桜並木「一目千本桜」。JR東北線大河原駅を挟んで上流側の右岸堤防に3月、サイクリングロード「おおがわら桜ライン」が整備された。

 起点の大河原大橋から上流に向かって自転車をこぐ。途中、金ケ瀬さくら大橋をくぐり、東北線の神谷踏切に至る全長2・7キロのコース。高低差がなく、初心者も気軽に楽しめる。

 前方に雄大な蔵王連峰と白石川の清流がある絶景ポイントでもある。春は土手に咲き誇る桜や菜の花を眺め、冬は飛来する白鳥を観察し、心地よく風を切る。

 大河原大橋のたもとには、一目千本桜を植樹した大河原町出身の実業家高山開次郎(1876~1942年)の記念碑が建つ。

 妻とサイクリングに訪れた同町の会社員玉川修さん(55)は「嫌なことを全部忘れてしまうほど気持ちがいいコース。認知度が上がって町の活性化に結びついてくれたらいい」と話す。

 神谷踏切近くの河川敷には4月下旬、マウンテンバイク(MTB)で遊べる大きな公園がオープンした。自転車に親しめる空間とにぎわいが広がりつつある。
(大河原支局・伊藤恭道)

[メモ]マウンテンバイク公園「OGAWARA MTB S-PARK(スパーク)」は約3万平方メートルの敷地に、国内最大級の1周150メートルの上級者向けトラック、未就学児用コースのほか、こぶや木製の一本橋などを配置した練習ゾーンもある。利用無料。時間は午前10時~午後4時半(冬季は4時まで)。連絡先は大河原町地域整備課0224(53)2445。

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