歓迎も慎重姿勢は継続 宮城の飲食店、1卓4人までの利用制限解除

 宮城県が新型コロナウイルス対策として定めた「再拡大防止期間」が15日で終わり、県内の飲食店の人数制限が16日、解除された。1テーブル4人までの利用制限の要請は1月に始まり、約4カ月間も続いた。仙台市内の業者らは「にぎわいが戻ってほしい」と歓迎する一方、「感染対策は継続」「状況は依然厳しい」といった声も上がった。

人数制限が解除され、にぎわいが戻りつつある飲食店=16日午後7時20分ごろ、仙台市青葉区

 「1テーブルの人数がお客さまの要望に柔軟に対応できる。ありがたい」。仙台市宮城野区の「SK7 ビストロ&バー仙台東口店」でマネジャーを務める和泉輝明さん(44)は笑顔を見せる。

 客足はコロナ禍で以前の5割程度に落ち込んでいたが、今月に入り回復傾向。会社の懇親会や結婚披露宴の2次会の予約が入ってきており、制限解除を歓迎する。

 青葉区の「富貴寿司(ふうきずし)」は、6人掛けのテーブルに4人で座ってもらうなどの対応を取ってきた。3代目店主深瀬大輔さん(49)は「人数制限が長引けば経営に影響する。解除されて良かった」と喜ぶ。

 居酒屋などを展開する「スタイルスグループ」(青葉区)では、20~30人規模の宴会が激減していたという。佐々木浩史社長(60)は「率先して感染対策に協力し、クラスターなどは起きなかった。制限解除は、しかるべきタイミングだ」と納得する。

 人数制限は宴会場を持つホテルも対象だった。江陽グランドホテル(青葉区)の後藤隆博社長(54)は「今後も当面は立食形式の宴会を自粛し、感染対策を徹底する対応に変わりはない」と慎重姿勢を崩さない。

 県は感染者数が増加しつつあった1月14日、1テーブル4人までの人数制限を飲食店と県民に要請。2月1日以降は緊急特別要請、3月22日以降は再拡大防止期間と位置付け、制限要請を今月15日まで続けた。

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