東北と仙台育英、決勝進出 春季高校野球宮城県大会

 春季東北地区高校野球宮城県大会は21日、石巻市民球場で準決勝2試合があり、東北と仙台育英が決勝に進み、東北大会の出場権を得た。決勝進出は東北が2大会ぶり34度目、仙台育英は3大会連続34度目。

 東北は主戦伊藤が今大会初先発し、古川学園に8-2で快勝。仙台育英は一回に4点を挙げて主導権を握り、仙台三に八回コールド勝ちした。

 最終日の22日は同球場で東北大会出場の補欠校枠を争う3位決定戦と決勝がある。東北大会は6月8~12日、福島県で開催される。

準決勝の結果

古川学園 000010010-2
東  北 00200231×-8

仙台三  00000000-0
仙台育英 40000201x-7
(八回コールドゲーム)

東北、終盤ダメ押しで快勝

 東北が快勝。三回に敵失と柴田の左前適時打で2点を先取すると、六、七回に計5点と畳みかけ、八回に金井の右越え本塁打でダメ押しした。投げては伊藤が2失点完投。古川学園は五、八回に1点ずつ返すにとどまった。

エース伊藤、漂う風格 

 東北が4年ぶりの優勝に王手をかけた。エースで4番の伊藤が古川学園打線をかわし、2失点完投で風格すら漂わせた。

 富沢監督が伊藤に求めたのは状況に応じた「大人のピッチング」。直球で押すだけでなく、変化球を織り交ぜて緩急をつけた。「勢いのあるチームが試合をつくる。一気にのまれないようにした」。得点を許しても相手に流れを渡さなかった。

 県大会最後の相手は地区予選の決勝で敗れた仙台育英。「チャレンジャーの気持ちで臨み、リベンジしたい」と意気込んだ。

東北-古川学園 古川学園打線を2点に抑えて完投した東北・伊藤

仙台育英、序盤に主導権握り圧倒

 仙台育英がコールド勝ち。一回に長短4安打で4点を先取。六回には斎藤蓉の内野安打などで2点を加え、終始優位に試合を進めた。先発斎藤蓉は8回無失点の好投。仙台三は七回無死二塁を逸機するなど打線のつながりを欠いた。

先発の斎藤蓉、テンポ良く8回無失点

 仙台育英の先発斎藤蓉が8回無失点9奪三振で仙台三打線を封じた。立ち上がりこそ四球絡みで2死満塁のピンチを招いたが、続く二回を三者凡退で締め、その後はテンポ良く投げ危なげなかった。「味方が初回に4点取ってくれたので楽に投げられた」と感謝した。

 昨秋の東北大会準々決勝の花巻東戦は9四死球と乱れ、2-8で敗戦。冬場はストライクゾーンの中で投げ分ける制球力を磨いた。「良くなってきた実感はある。今日は打たせて取る意識で投げることができた」と手応えを語る。

 東北大会出場を決め、残るは決勝の東北戦のみ。この日の勝利の立役者は「優勝して良い形で東北大会に進みたい」と気を引き締めた。

仙台育英-仙台三 仙台三打線を8回無得点に抑えた仙台育英の先発斎藤蓉
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