東北、古川学園、仙台育英、仙台三が準決勝へ 春季高校野球宮城県大会

 春季東北地区高校野球県大会は18日、仙台市民、石巻市民の両球場で準々決勝4試合があり、東北、古川学園、仙台育英、仙台三が準決勝に進んだ。

 東北は18得点で東北学院榴ケ岡に六回コールド勝ち。古川学園は12長短打を集めて仙台一に快勝し、仙台育英はウェルネスを投打で圧倒した。仙台三は東陵にサヨナラ勝ちし、公立校で唯一の4強入りを決めた。

 準決勝は21日に石巻市民球場である。

▽準々決勝(石巻市民)
東北      250245-18
東北学院榴ケ岡 120100-4
(六回コールドゲーム)

▽準々決勝(仙台市民)
仙台一  300000100-4
古川学園 30020210×-8

▽準々決勝(仙台市民)
ウェルネス 01010000-2
仙台育英  00061002x-9
(八回コールドゲーム)

▽準々決勝(石巻市民)
東陵  000001000-1
仙台三 000000002x-2

古川学園の林、要所で打ってチームに勢い 

 古川学園が12長短打を集めて快勝した。四回に勝ち越しの左前適時打、六回にダメ押しの適時二塁打を放った2年の捕手林は「ベンチが喜んでくれたので良かった。やっとチームに貢献できた」と笑う。

 1年生ながらベンチ入りした昨秋は思うように結果を出せず、春の地区予選では一時メンバー外に。県大会でもここまで目立った活躍はなかったが、要所で打ってチームを勢いづけた。米倉監督は「苦労して帰ってきた分、たくましくなった」と目を細める。

 次戦の相手は、昨秋の県大会準々決勝で敗れた東北。この日殊勲の打者は「この冬は東北に負けた悔しさを胸に練習してきた。大事な一戦で打って活躍し、捕手としてはできればゼロで抑えたい」と力を込めた。

仙台育英の遠藤、嫌な流れ断ち切る

 仙台育英は2点をリードされる嫌な流れを四回、遠藤が断ち切った。

 先頭からの3連続四死球で無死満塁の場面。外角のカットボールを中前へはじき返して2者を生還させ、試合を振り出しに戻した。「何とか一本が欲しい場面。捉えられて良かった」。汗でいっぱいの顔をほころばせた。

 仙台城南との2回戦では4打数無安打。試合映像を見返して打撃ポイントのずれに気付き、片手や連続で打つといった8種類のティー打撃で修正した。ここ一番での活躍にも満足せず「目の前の試合を全力で戦う」と誓った。

仙台育英―ウェルネス 4回裏仙台育英無死満塁、遠藤が中前に2点打を放つ。捕手笹村

東北の主将柴田、貫禄示す7打点 

 1点リードの二回1死満塁、東北の主将柴田が3点二塁打を放ち、流れをたぐり寄せた。

 長打3本7打点と打線をけん引し、主将の貫禄を示した。昨秋から変えたという指1本分バットを短く握る打撃が功を奏した。ベンチでは集中力が途切れないよう「1回に1点は取るぞ」と声でチームを引き締めた。

 「素晴らしいキャプテン。走攻守も含め全てに期待している」と富沢監督の信頼は厚い。個性の強い選手たちをまとめ、東北大会出場を目指す。

仙台三の朝倉、二刀流の活躍 

 仙台三が劇的なサヨナラ勝ちを収めた。ヒーローは朝倉。0-1の九回、2死二、三塁の場面で初球の甘い直球を振り抜くと、快音を残して打球は左中間へ。「感触は完璧。初球は甘いボールが来ると思っていた」と値千金の一打を振り返った。

 1点が遠い展開が続いた。それでも選手たちに焦りはなかったという。朝倉は「もつれる試合は経験している。諦めるつもりはなかった」と頼もしい。この日は2番手投手としてマウンドに上がり4回無失点と好投。準決勝に向けてチームを勢いづける投打の活躍が光った。

仙台三ー東陵 9回裏仙台三2死二、三塁、朝倉が左中間にサヨナラ2点打を放つ。捕手佐々木
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