宮城大生、多賀城で「センキョ割」 学生主体の実施は県内初

センキョ割のポスターを配り、仕組みを説明する大友さん(右)

 22日公示、7月10日投開票が有力な参院選で、投票すると飲食店などの特典が受けられる「センキョ割」が宮城県多賀城市で実施される。宮城大の学生でつくる「多賀城センキョ割学生実施委員会」が主催する。一般社団法人選挙割協会(東京)によると、学生主体の「センキョ割」実施は県内で初めて。実施委は6月30日まで参加店を募っている。

 市内の投票所で投票を終え、選挙事務に当たる市職員に申し出ると、その場で名刺大サイズの投票所来場カードが発行される。カードをセンキョ割のポスターを掲示した市内の参加店で見せれば、料金の割り引きなど各店独自のサービスを受けられる。利用期間は投票日から原則2週間。

 実施委は、宮城大事業構想学群の佐々木秀之准教授(地域経済学)の研究室の学生約20人でつくる。若者の投票率アップのため、昨年から県内で行われる選挙でセンキョ割を実施しようと検討。今回の参院選で、陸奥国府が置かれ古代東北の政治の中心地だった多賀城市を実施場所に選んだ。

 学生たちは5月から市内の店舗を回って協力を依頼し、6月13日時点でカフェや小売店など5店の参加が決まった。多賀城・七ケ浜商工会の協力も得て、加盟する約1200店に参加を呼びかけるアンケートも送付した。

 4年大友優香さん(21)は「『投票に行こう』と呼びかけるだけで、若者の心が動くとはあまり思えない。インセンティブ(動機付け)を設けることで、選挙に関心を寄せるきっかけができればいい」と語る。

 参加店の情報は交流サイト(SNS)のインスタグラムで発信する。同市高橋の焼き芋店「いもの萬之烝(まんのじょう)」の佐藤久美子店長(43)は「普段は立ち寄らない人もぜひ足を運んでもらいたい」と効果に期待する。

 店舗側が特定候補者への投票を呼びかけないなど一定ルールを守れば、市内の店舗は参加可能。連絡先は大友さんp1920058@myu.ac.jp

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