デスク日誌(6/21):仲間

 「何で、君ここにいるの?」。全国紙の運動部の記者が目を丸くしている。こちらも驚いた。10年ほど前に、プロ野球の東北楽天を一緒に担当し世話になった他紙の先輩と、偶然にもおでん屋で鉢合わせした。

 以前福島での勤務経験がある先輩はスポーツ取材の出張に福島に来たという。「福島に転勤したのか」と懐かしがる先輩と昔話をひとしきり。脇を見ると、これも偶然、別の全国紙の福島支局長もいた。当然のように3人で2軒目へ。

 ライバルである記者同士だが実は仲が良いことが多い。若いときは慰め合ったり愚痴をこぼしたり…。同じ境遇の仲間である。弊社の若手記者も他紙の記者と「情報交換」をしているようで、かわいがられているな、とうれしくなる。

 年を重ねても他社と交流を深める機会は多い。時折、他紙の支局長たちと一献傾ける。社内にこもっていては得られない情報に触れることも少なくない。

 仲良しの支局長から先日メールが届いた。原稿執筆で行き詰まったか。「酒飲みたい、歌いたい、海行きたい」と訳分からない内容だ。仲間のストレス解消には付き合うようにしている。
(福島総局長 本多秀行)

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