(334)捻挫して少年の夏終はりけり/新庄 八重(1927~2022年)
捻挫の「挫」は挫折の挫。誰でも挫折の経験があると思うが、私は小学校の時の自転車事故を思い出す。学校にプールがなく、自転車で川へ泳ぎに行く途中で、カーブで転んで膝をひどくけがした。友人が夏休みを楽しん…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。