<東北の本棚>親子でえほん

モンスター・ホテルでろてんぶろ
 柏葉 幸子 作 高畠  純 絵

 岩手県ゆかりの児童文学作家の「モンスター・ホテル」シリーズの最新作。キツネのコンタは、モンスターたちが泊まる街のホテルで、ワシに似たモンスターのグリンさんと出会う。亡くなったおじいさんと、一緒に入る約束をしていた温泉を探しにドイツからやってきた、という。

 コンタはグリンさんや他のモンスターたちと一緒に、お目当ての温泉を探すが…。

 個性的なモンスターたちが自然の中で織りなす物語に、作者が暮らしてきた東北の風土もにじんでいるようだ。

 著者は花巻市出身。「霧のむこうのふしぎな町」で日本児童文学者協会新人賞、「岬のマヨイガ」で野間児童文芸賞。「帰命寺横丁の夏」で今年、米国で翻訳出版された児童書の中から傑出した作品に贈られる「バチェルダー賞」を受賞した。(春)

 小峰書店03(3357)3521=1320円。

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「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。


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