写真家・蜷川実花さん制作、アートの花咲く 安比高原スキー場の休止ゴンドラ駅活用

桜などの写真を投影したゴンドラ山頂駅舎内の展示

 岩手県八幡平市の安比高原スキー場で、写真家の蜷川実花さんが制作したアート展示「胡蝶(こちょう)の旅 Embracing Lights」が開かれている。休止していたゴンドラ駅舎などを舞台に、写真や映像で自然の美しさを表現する。

時間帯や天気で変化

 老朽化や利用客の減少で2018年から使われていなかったザイラーゴンドラ山頂駅舎を、アート空間として活用した。水を張った床の上に、高さ2・5メートルのスクリーンを設置。安比高原などで撮影された色鮮やかな四季の花や雪景色、チョウの映像を流しており、水の上を歩くこともできる。

 運行中の麓と山頂をつなぐ安比ゴンドラ20台の窓には、透過する写真を貼り付けた。時間帯や天気によって、異なる光の差し込みを楽しめる。

 4日にあったトークショーで、蜷川さんは「一瞬の輝きをどうすれば永遠に閉じ込められるかを考えた。自然に囲まれた環境で作品を見る、新しい体験になると思う」と話した。

 展示はスキー場を運営する岩手ホテルアンドリゾートが、芸術文化で夏季の観光客を呼び込む「安比アートプロジェクト」の第1弾として企画。元スキー選手で同社顧問の皆川賢太郎さんは「他のスキー場にない初めての取り組み。地域の方の自慢の場所になってほしい」と期待する。

 10月30日まで。料金はゴンドラ乗車代を含め大人2800円、小学生1900円、未就学児無料。午前10時~午後3時半。金、土曜と8月10~15日(11日を除く)、9月18日、10月9日は午後4時40分~7時20分の夜間営業もある。連絡先は安比高原スキー場0195(73)5111。

花の写真で彩られたゴンドラ
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