(361)わが句あり秋の素足に似て恥ずかし/池田 澄子(1936年~)
俳句を続けていると、社会の差別や格差などに直面したとき、俳句より他にすることがあるのではないかと思うことがある。作者は東日本大震災のときに<春寒の灯を消す思ってます思ってます>と詠んだ。その上で「俳…
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