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(357)赤のままこぼすつもりはなかりけり/中岡 毅雄(1963年~)

 赤のままはイヌタデのことです。秋の道端に、紅紫色の花穂が重く垂れています。花の粒は昔からままごと遊びのご飯に使われてきました。その花のことを詠んだのでしょうか、こぼすつもりはなかったのだと残念そうな…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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