身内の死、抱え込まずに向き合おう 仙台でグリーフサポートCafe

 家族や大切な人を亡くした後の喪失感(グリーフ)との向き合い方や、家族や自身の人生の締めくくりへの備えについて考える「グリーフサポートCafe(カフェ)」が、仙台市青葉区の「グリーン色のハウス」であった。

 終活を考えるセミナーでは、行政書士で防災士の沢田誠喜さん(59)=青葉区=が、突然の別れで感じるストレスや感情の変化、高齢の親に代わり「エンディングノート」を記録することの大切さなどを説明。「いざという時に慌てないよう、自分ができることと支援者や制度に頼るべきことを整理してほしい」と助言した。

 和菓子作りやハーブティーの効用を体験するワークショップもあり、自然香房「花みずき」(仙台市)の高橋秀子代表がハーブの癒やし効果を解説。「その日の体調や気持ちに合うハーブを見つけてほしい」と話した。

大切な人を亡くした後の喪失感との向き合い方を考えるセミナーの参加者(手前)

 参加した青葉区の女性(55)は「7月上旬に実弟(52)が急逝したが独身だったため、悲しみに浸る間もなく、さまざまな手続きに追われている。セミナーで学んだことを少しずつ実行し、気持ちを落ち着けたい」と前を向いた。

 カフェは、海洋散骨や海浜清掃に取り組むNPO法人「うみとそら」(宮城野区)が8月27日に開催。代表理事の清田晴紀さん(35)は「少子化などで家族構成が大きく変化する中、身内の死への向き合い方も変容している。悩みを抱え込まず、葬送業者や宗教者を第三の相談先として利用してほしい」と呼びかけた。

 うみとそらの連絡先は022(200)6315。

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