(373)匍匐(ほふく)して花野に斃(たお)れ帰らざる/井口 時男(1953年~)
句集『その前夜』より。秋の草花が咲き乱れる花野は平和の象徴に思える。しかし戦争はその花野を過酷な戦場へと一変させる。匍匐前進する兵士たち。生死の境にいる兵には、草花は身を隠す物でしかない。そして銃撃…
関連リンク
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