深夜の複合ビルで揺れ、ホテル宿泊客が全員避難 仙台中心部、制震装置不具合か

揺れがあったホテルが入居するビル=19日午前2時ごろ

 18日午後11時半ごろ、仙台市青葉区本町2丁目の三井ガーデンホテル仙台の宿泊客から「建物が横揺れときしみ音がする」と119番があった。宿泊客と従業員が避難し、その際客1人がけがをした。建物は18階の複合ビルで、揺れは制震装置の誤作動が原因とみられる。周辺の道路が通行止めになるなど一時騒然となった。

 ホテルを運営する三井ホテルマネジメント(東京)によると、当日は372人が宿泊。建物は18日午後11時ごろに突然揺れ始め、19日午前0時ごろに宿泊客を屋外に避難させ、近隣のホテルに誘導した。

 屋上にある制震装置の誤作動をスタッフが確認し、午前0時半ごろに停止させると揺れは収まった。同社は安全が確認されたとして午前2時ごろから宿泊客をホテルに戻した。

 仙台市消防局によると、避難の際に40代女性が転んで腰に軽いけがをした。現場周辺には消防車両8台やパトカーなどが出動し、周辺の東二番丁通が1、2時間ほど通行止めとなった。

 出張で宿泊していた自営業出川健太さん(46)=東京都渋谷区=は「ギシギシという音がして、ずっと建物の横揺れを感じた」と語り、会社員斎藤博幸さん(53)=福島県郡山市=は「寝ようとしたらめまいのような横揺れが続いた。怖かった」と話した。

 三井ホテルマネジメントの広報担当者は「深夜にお客さまに迷惑をかけて申し訳ない。原因を調査して改善に努める」と話した。この日の宿泊代金を返金し、避難して他のホテルなどに宿泊した代金も支払う方針。

 2009年完成の建物は1、2階がショールーム、3~6階にオフィス、7~18階にホテルが入居する。現場周辺は宮城県庁や百貨店がある仙台市中心部。

消防車が駆けつけ、騒然とした=19日午前1時15分ごろ

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