(418)秋の雲子供の上を行く途中/岸本尚毅(1961年~)
雲にも季節があると思う。春は綿菓子みたいなふんわりした雲。夏は入道雲のように力強い雲。冬は低く垂れ込める雲。大まかだがそんなイメージがある。さて秋は、空は青く澄み渡り、いわし雲、羊雲、うろこ雲など、さまざまな形の雲が見られる。そして流れるような雲の動きも特徴的だ。秋の雲は「子供の上」に現れ、やがて…
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- ・(417)鰯雲どのビルも水ゆきわたり/中村安伸(1971年~)
- ・(416)秋の庭歩けば影のついてくる/雨霧あめ(2002年~)
- ・(415)地はたちまち化石の孵化(ふか)のどしゃぶり/豊里友行(1976年~)
- ・(414)長き夜の対になりたきカギ括弧/花谷清(1947年~)
- ・(413)頬白やひとこぼれして散り〴〵に/川端茅舎(1897~1941年)
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。