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盛岡の老舗そば店「東家」本店、85年ぶり改装 名物わんこそば、コシ据え守る

そばを求める多くの客でにぎわった東家本店

 盛岡市中ノ橋通の老舗そば店「東家」の本店が24日、7カ月間の改装工事を終えオープンした。再開を待ち望んでいた大勢の客が詰めかけ、リニューアルした店内で名物のわんこそばやカツ丼を味わった。

 大規模改修は85年ぶり。地域に親しまれてきたレトロな外観は残し、店内は岩手県産の木材や土壁を使って落ち着いた空間に仕上げた。新型コロナウイルス感染症対策としてカウンターなど1人席を増やし、テーブル間の距離を広げた。冷凍そばを製造する急速冷凍庫、料理を2階に運ぶリフトも新設した。工事は5月下旬に始まり、今月10日に終了。期間中は同市大通の仮店舗で営業を続けていた。

 近くに住む盛岡市の会社役員鎌田隆さん(85)は「木材がふんだんに使われたすてきな店になった。久しぶりにそばを食べられてよかった」と笑顔を見せた。

改装オープンした東家本店でわんこそばを楽しむ客=24日午前11時半ごろ、盛岡市中ノ橋通

「時代に合った形にアップデート」

 東家は1907年創業。火災で全焼した36年以降は本格的な改修はなく、老朽化が進んでいた。新型コロナ禍でわんこそばの提供を一時休止するなど苦境が続く中、改装に踏み切った。馬場暁彦社長(52)は「岩手の食文化を絶やさないよう、時代に合った形にアップデートして営業を続け、お客さまに楽しんでもらいたい」と話した。

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