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大崎市、ジビエ特産化目指す 厄介者を新資源に<アングル宮城>

 雪が薄く積もった大崎市の山林を進むと、いた。上下する黒い毛並み。荒い息。獣の臭い。イノシシはわなから逃れようと、低いうなり声を上げてもがく。体長1メートル余り、体重60~70キロか。それを押さえ付け、手際よく脚を縛る。運び出すのも大人2人で一仕事だ。

 イノシシによる農作物被害が広がる中、大崎市はジ…

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