織機と職人の調和 栗原・綿織物「若柳地織」<アングル宮城>

ガチャン、ガチャンと規則正しくも柔らかな機械の音が織り場に響く。
綿織物「若柳地織」を製造する宮城県栗原市若柳の「千葉孝機業場」。3代目の千葉孝順さん(73)は「建物が音を吸収していて、人の耳に優しく届くようだ。4人の孫はこの音を子守歌にして寝ていた」と振り返る。
同社は明治末期の創業。織機は1915年製の豊田式鉄製小幅動力織機(通称「Y式」)で、100年以上たった今も現役だ。
千葉さんが先代の父親に最初にたたき込まれた仕事は、分解されたY式織機の部品を自力で組み立てること。「おかげで織機の構造を覚えることができ、自分でメンテナンスできるようになった」
優しい肌触り、温かみのある風合いが魅力の若柳地織。昔ながらの織機と職人の丁寧な仕事がものづくりの現場を支えている。
(栗原支局・鈴木拓也)




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みやぎ地域安全情報
宮城県警 みやぎセキュリティメールより
仙台市クマ出没情報
仙台市メール配信サービスより
- 12月7日(木)午前7時半頃、太白区秋保町長袋字水上北、1頭(体長100cm以上)
- 12月4日(月)時刻不明、青葉区大倉字宮、頭数・体長ともに不明
- 12月6日(水)未明、青葉区上愛子字折葉、頭数・体長ともに不明
- 12月5日(火)午後2時50分頃、泉区住吉台東3丁目、1頭(体長不明)
- 12月6日(水)午前6時半頃、泉区西田中字萩坂前、1頭(体長70cm前後)
- 12月5日(火)午後3時45分頃、泉区住吉台東3丁目、1頭(体長不明)
- 12月4日(月)未明、青葉区芋沢字大竹原、頭数・体長ともに不明
- 12月4日(月)午後9時15分頃、青葉区荒巻字仁田谷地、1頭(体長100cm以上)
- 12月5日(火)午前7時頃、青葉区上愛子字大針、1頭(体長100cm以上)
- 12月2日(土)時刻不明、泉区福岡字欠ノ上、1頭(体長不明)
- 11月30日(木)時刻不明、太白区秋保町長袋字大原、頭数・体長ともに不明