<時の人>第168回芥川賞に決まった佐藤厚志さん 翻訳されない感情拾う
初めてのノミネートにすっかり満足し、無欲で選考当日に臨んだ。「地元の期待に応えられて、うれしいです」と笑顔を見せた。
受賞作「荒地の家族」は東日本大震災から10年を経た宮城県亘理町が舞台。自らも仙台市内で経験した震災は、繰り返し取り組む題材だ。「宮城の風景の端々に災害の痕跡が見える。目の前に大きな…
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