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福島県立医大理事長選 現職再任の選考過程に疑問の声 学内関係者の意向投票は次点

 福島県立医大の理事長選で現理事長兼学長の竹之下誠一氏が再任されたことを巡り、選考過程を疑問視する声が上がっている。学内関係者による意向投票では相手候補が竹之下氏の倍の得票を得たが、その後の理事長選考会議で竹之下氏に決定。同大は「関係規定にのっとって選考した結果」と説明している。

「拘束力はない」

 任期満了に伴う理事長選は竹之下氏と、医学部整形外科学講座の紺野慎一主任教授の2人が候補になった。外部有識者を含む経営審議会と教育研究審議会で竹之下氏が、教員ら学内有資格者によって紺野氏が、いずれも推薦で理事長候補の適任者として選出された。

 1月13日に、無記名の意向投票(総投票数766票、無効6票)が行われ、紺野氏に492票、竹之下氏に268票が入った。

 しかし、その後に各審議会から選出された計6人の委員で構成する非公開の理事長選考会議が開かれ、竹之下氏が理事長に決まった。竹之下氏の任期は4月から3年間で学長も兼ねる。

 福島県立医大広報コミュニケーション室は「選考会議の結果、次期理事長にふさわしいとして竹之下氏が選出された」と説明。会議の中身、詳細は明らかにしていない。取材に「意向投票は大学の関係規則に基づき、候補者を3人までに絞り込むために行われるもので拘束力はない」とする。

ネットで署名活動始まる

 インターネット上では、理事長選の選考過程を明らかにするように求める署名活動が始まっている。

 福島県立医大理事長の任命権は県知事が持つ。内堀雅雄知事は23日の定例会見で「選考は大学が行うもの。大学からの申し出に基づき、関係法令に従って対応する」と述べた。

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