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<詩ノ交差点アリマス 和合亮一>風の中に鈴の音

 町の空に浮かぶ美しい雲を眺めることのできる、ブックカフェの窓際に座る。良い天気だ。しかし時折に吹く真冬の風が強い。先ほど、数人の作業員の方が髪と服をなびかせながら、駅の方へと歩いて行ったのが見えた。居心地の良い店内だ。

 かつて隣町の南相馬市に暮らしていた。30年ほど前になる。よく同市小高区のこの辺…

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詩ノ交差点アリマス

 福島市在住の詩人和合亮一さんのエッセー。日々の出来事や出会った人たちとの交流について、詩情を交えて月1回連載します。

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