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苦難や希望、抑えた筆致で描く 仙台在住・佐藤厚志さん芥川賞受賞作「荒地の家族」

 宮城県亘理町を舞台に、東日本大震災後の日々を懸命に生きる人たちの思いをすくい取った、仙台市の作家佐藤厚志さん(40)の「荒地の家族」が第168回芥川賞に選ばれた。災厄を長い時間軸で捉え、人生に絶えず降りかかる苦難やかすかな希望を、抑えた筆致で描き出す。「ドキュメンタリーやノンフィクションではなく、…

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