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被災の風景10年間追う 芥川賞「荒地の家族」表紙撮影 写真家・木戸孝子さん

 仙台市の作家佐藤厚志さん(41)の芥川賞受賞作「荒地の家族」の単行本のカバー写真は、同市ゆかりの写真家、木戸孝子さん(52)が東日本大震災の発生から間もない時期に宮城県内で撮影した1枚だ。同県亘理町を舞台に、災厄に翻弄(ほんろう)され、戸惑いながら生きる人々を描く小説の内容に合わせ、採用された。

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