シタモノ、命の連鎖体現<船上の民俗学者 福島・新地(上)実感>
小さなカニは、はさみをもいでから外す。小ぶりのサメは口に手を突っ込んで顎を引っ張る。
午前5時、福島県新地町の釣師(つるし)浜漁港。カレイ漁を終えた小型漁船観音丸(4・9トン)の甲板で、民俗学者の川島秀一さん(70)が「シタモノ」を刺し網から懸命に外していた。「シタモノ」とは相馬地方で市場価値のな…
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