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夫の面影求め、南三陸の防災庁舎に通い続け12年「会いたいよ」

 あの日を境に春はつらい季節になってしまった。

 11日午後2時46分、宮城県南三陸町の三浦ひろみさん(63)は鉄骨がむき出しになった防災対策庁舎跡で黙とうし、行方不明の夫にいつものようにそっと語りかけた。「お父さん、どこにいますか。みんなで元気にやっています」

 夫の毅(たけし)さん=当時(51)=は…

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