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河北春秋(3/12):仙台市在住の作家伊集院静さんは「不思議な…

 仙台市在住の作家伊集院静さんは「不思議なことだが」と、書いている。「悲しみ、もしくは悲しみの記憶は、ふいに、その当人に近づき、背後から全身を抱擁するかのようにやって来る」。この12年間の「ふい」の時を思う。はるか想像を超える▼きのう3月11日の午後2時46分、全国が黙とうをささげた。津波で両親を失…

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